客観的な裏付けもない「証言」を、そのまま記事にして
事実であるかのように固定化しているのって
「週刊文春」だけじゃないよね。
稲田朋美の証言
「安倍さんは亡くなる前に裏金還流をやめると断言していた」
なる記事が「AERA」から出ていて、
安倍晋三がまるで清廉潔白な政治家であったかのように
語られていた。こんな客観的裏付けのない「証言」、
よくそのまま記事にするなあと思う。
「週刊文春」に登場する告発者の「証言」よりも
さらに信用できない感じが馬鹿馬鹿しくってしょうがない。
元NHK岩田明子の証言
「安倍さんはキックバックをやめろと言った」も、
大手新聞・テレビですっかり事実として固定化して
報じられているけど、それって本当なのか、あるいは、
安倍自身に捜査の手が伸びてピリついたために出た「鶴の一声」
だったりしないのかなどの内実は覆い隠されているままだ。
真実かどうかよりも、「真実だと信じるに値する正当な理由」が
あるかどうかだという法的解釈を聞いたけど、
どこに正当な理由があっての記事なんだろう。
「懇意にしていた人が思い入れを込めて話しているから」?
「ダンサーの体を触ったかどうか」の事実はどっちでもいい感が
すごいんだけど、
マスコミが真実の追及や権力の監視を放棄して、
どんどん退行している現象は、
週刊誌のでたらめ・傍若無人をますます後押しすることにも
なっていると思う。
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先月引っ越して、片付けが終わり、それに伴うひどい腰痛も
治ってきて、生活に慣れた。
やっと自分の仕事部屋ができた。
これまで一切日光の入らない4畳半ぐらいのリビングぽい
スペースに、テレビとソファと仕事机を詰めていて、
本棚を同じ部屋に置けていなかったんだけど、
大事な本や好きな本が、見える範囲に置けるようになった。
いまやっている仕事がものすごく面白くて、
朝から深夜まで、そればかりがっついて夢中になってる感じ。
日当たりが良くて観葉植物が元気になった。
東京・中目黒のアパートに住んでいたときに買って、
延々10年以上持ち歩いている鉢が3つ。
真夏にすぐ隣家の部屋でアル中のおじさんが死んで
腐っていて、ものすんげーにおいに包まれたという、
思い出深いアパートだったナァ。